【きょうの健康】で20-20-20ルール・最新の近視対策を大野京子さんが紹介!

2024年10月7日放送の【NHK・きょうの健康】で目の不調や近視の対策、そして「20―20―20ルール」などについて紹介されました!(10月14日にも再放送)

教えてくれたのは東京科学大学教授の大野京子さんです。

目次

「20―20―20ルール」とは

番組で紹介された「20―20―20ルール」は、デジタル機器の使用が増えた現代において、目の負担を軽減するために米国眼科学会が提唱した目のケア方法です。このルールは、長時間のパソコンやスマートフォンの使用による眼精疲労を防ぐために考案されました。

具体的には、20分ごとに、20秒間、20フィート(約6メートル)離れた場所を見るというシンプルな方法です。これにより、目の筋肉がリラックスし、デジタルデバイスを長時間使用した際に起こる目の疲れや乾燥感を軽減する効果があります。

デジタル機器を使う時間が長いと、目は常に近い距離に焦点を合わせるため、目の筋肉が緊張し続けます。この状態が続くと、眼精疲労だけでなく、近視の進行にもつながる可能性があります。そこで、定期的に視点を遠くに移すことで、目の筋肉を休ませることができます。

例えば、仕事や勉強でパソコンやタブレットを使う際に、20分おきにタイマーを設定し、意識的に目を休めるとよいでしょう。近くを見続ける「近業作業」が多い現代の生活では、このルールを習慣にすることが、目の健康を守るために非常に有効です。

特に、子どもたちは長時間スマートフォンやタブレットを使用する傾向にあるため、家庭でもこのルールを取り入れて、目の負担を減らすことが大切です。

目の異常、近視の最新の治療法とは

番組によれば、近年では「低濃度アトロピン点眼薬」が世界的に注目されているのだとか。この点眼薬は毎晩使用することで眼球の伸長を抑え、近視の進行を約60%抑える効果が確認されています。副作用も比較的軽度であり、長期間の使用が推奨されています。

また、夜間に装用する「オルソケラトロジーレンズ」も有効な治療法とされています。寝ている間に角膜を矯正し、日中は裸眼で過ごせる状態にするこの方法は、視力回復の面で非常に高い効果を示しています。

さらに、最近注目を集めているのが「レッドライト治療」です。特殊な赤い光を一定時間見ることで、眼軸の伸びを抑え、近視の進行を遅らせる効果が確認されています。この治療は新しい技術であり、研究が進んでいますが、すでに一部の患者には効果が見られています。

ただし、これらの治療法は保険適用外であり、費用がかかることもあるため、事前の確認が必要とされています。

まとめ

ということで、東京科学大学教授の大野京子さんが番組で解説した、近視、目の異常の最新の対策や、「20―20―20ルール」についてご紹介しました。皆さんの参考になれば幸いです。

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