2024年11月16日放送の【チコちゃんに叱られる】で紹介された「ゆで卵の上手なむきかた」についてお伝えします。
教えてくれたのは東京家政大学匿名教授の峯木眞知子さんです。
むきやすい卵とむきにくい卵
実はゆで卵がむきやすかったりむちにくかったりするのは、卵の鮮度のせいだといいます。
簡単に言うと、古い卵ほどむきやすく、新しい卵ほどむきにくくなります。
古い卵になるほど、卵の中に含まれていた二酸化炭素が抜けていく。この二酸化炭素が、ゆでたときに殻と白身が接着し、むきにくくなる原因なんですね。ちなみに二酸化炭素が抜けた方が味もよくなるのだとか。
ですから、卵を買った後、1週間ほど冷蔵庫で寝かすと、むきやすくおいしいゆで卵ができるのだそうです。
簡単な向き方
ゆでる前にひびを入れる
とはいえ買ったばかりの卵を使いたいときもありますよね。
そんな新鮮な卵で、むきやすいゆで卵を作る方法です。
①ゆでる前に、卵の下の部分(尖った方と丸い方がある中で、丸い方です)に、スプーンでひびを入れる。卵の丸い方には「気室」という空間があり、ひびを入れても白身は出てきません。
ひびを入れることで、ゆでている間に炭酸ガスがぬけていき、むきやすくなります。ゆでている間、ひびからブクブク泡が出るはずです。
②10分ほどゆでた後、卵を冷水に入れ5分冷やす。白身部分が収縮して、よりむきやすくなります。
たったこれだけで、驚くくらいにむきやすくなります!
ひびを入れない方法
スプーンで卵の殻にひびをいれるのが難しいという方へ。もう一つのやり方をご紹介。
①ひびを入れずに卵をゆでる
②タッパーに水を少し(卵が1/4埋まるくらい)入れ、ゆでた卵を熱いまま入れる。
③蓋をして、横に10秒間振る
タッパーから出したら殻がボロボロの状態になっていて、簡単にむくことができます。
まとめ
そのままでも食べたいし、あるいはさまざまな料理にも使いたいゆで卵。
この方法で、殻をむく面倒さとサヨナラできそうですね!