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最強の二日酔い対策との呼び声も高いシリマリンですが、そもそもシリマリンとは“何者”なのか。また、本当に効果のあるものなのか。お酒に弱く、すぐに顔が赤くなる私が、実際に摂取してたしかめてみました。
「シリマリンを飲めば酔わない」の真実
まずはシリマリンの概要などを見ていき、「シリマリンを飲めば酔わない」と言われる理由について考えていきます。
シリマリンとは

シリマリンは、ミルクシスルというヨーロッパ原産の植物から抽出される天然成分で、主に肝臓の健康をサポートするために利用されています。
ミルクシスルの種子に含まれ、フラボノイド類という抗酸化物質の一種であり、古くから自然療法として重宝されてきました。損傷を受けた肝細胞の修復を助けることで知られています。
ハーブティなどでも売られているようですね。
シリマリンの効果・効能
シリマリンは、多くの健康上のメリットがあるとされています。
肝臓の保護と修復
シリマリンの最も注目される効果は、やはり肝臓保護機能です。
肝臓は体内の毒素を処理する主要な器官であり、アルコールや薬物、環境毒素などによる損傷から肝細胞を守ります。
肝臓がアルコールやその他の毒素を処理する能力を向上させるため、アルコールを頻繁に摂取する人々にとって、二日酔い防止が期待できるのはもちろん、飲んでいる最中に酔いすぎるのを防ぐ効果もあるとされているわけですね。
また、既に損傷を受けた肝細胞の修復を促進し、新しい肝細胞の生成を支援する効能もあるとされています。
抗酸化作用
シリマリンは強力な抗酸化剤として作用し、体内の細胞損傷を防く効果もあるといわれています。
酸化による細胞や組織へのダメージが、老化や様々な疾患の原因となり得るため、これを制御することは全体的な健康を維持する上で非常に重要だとされています。
抗炎症効果
体内の炎症を減少させる効果もあります。
これにより、肝炎などの肝臓疾患だけでなく、他の炎症関連の状態にも効果的です。
炎症は多くの慢性病の根本的な原因となるため、この効果は広範な健康利益をもたらす可能性があります。
糖尿病の管理
研究によれば、シリマリンは血糖値の管理にも役立つ場合もあるようです。
これはシリマリンがインスリンの感受性を高め、血糖値の安定に寄与するためです。
その結果、糖尿病の患者において血糖管理が向上し、合併症のリスクが減少する可能性があります。
皮膚の健康
上記で述べの抗酸化作用と抗炎症作用は、皮膚の健康を改善するのにも有効です。
これにより、日焼けによる損傷の修復、老化防止、さらには一部の皮膚病の症状緩和が期待できます。
ということで、肝臓保護機能をはじめ、様々な効能があるとされているのがシリマリンなんです。とはいえ、サプリメントを摂取する方のほとんどは、「お酒のお供」としての効果を期待していると思われます。
飲むべきタイミングと効果が出るまでの時間
アルコールを飲むことを前提としている場合は、飲酒前にシリマリンを摂取することで、肝臓への負担を軽減することが期待できます。
よく「飲んでも酔わない」というのは、飲酒の直前、30~60分前くらいにシリマリンを摂取している場合が多いようです。つまり、だいたい1時間くらいを見ておけば、十分に吸収されて効果が出てくると考えてよいでしょう。
また飲酒後にも摂取しておくことで、二日酔い防止の効果を高めることが期待できます。
簡単に言えば、飲む前には悪酔い防止、飲んだ後には二日酔い防止と考えておけばよいのではないでしょうか。
なお、シリマリンは食物と一緒に摂取されることで吸収が促進されるため、食事と共に摂ることも推奨されています。特に、脂質を含む食事と一緒に摂ることが効果的だとされています。
シリマリンが最強と言われる理由
シリマリンが「最強」と評される主な理由は、やはりその肝臓保護機能にあります。
多くの口コミから、「シリマリンの摂取によって肝機能が改善された」という声が見られます。
例えば、お酒をよく飲む人々からは、シリマリンを使うことで二日酔いが軽減されたり、肝臓の数値が改善されたりする体験談が寄せられています。
あるいは、「これを飲んでから二日酔いになったことがない」「いくらお酒を飲んでも怖いくらい酔わない」なんて声も……。
このように、日常的なアルコール消費による負担を感じている人々にとって、シリマリンは非常に有益なサプリメントとなっています。また、健康志向の高い人々からは、長期的な健康維持や病気予防の手段としても支持されているようです。
シリマリンの副作用
念のため副作用とされている点についても触れておきます。
シリマリンは一般的に安全とされているサプリメントですが、副作用の可能性が全くないわけではありません。
一部の人々において、消化不良、軽い下痢、または胃の不快感を引き起こすことが報告されています。
また、キク科植物にアレルギーがある人は、シリマリンを含むミルクシスルに対して反応を示す場合があります。そのため、アレルギー体質の人は特に注意が必要です。
さらに、妊娠中や授乳中の女性、既存の疾患がある人、他の薬を服用している人は、シリマリンを摂取する前に医師のアドバイスを受けることが推奨されます。
ナウフーズのシリマリンを飲んでみた
ということで、実際にお酒に弱く、顔が赤くなりやすい私が、シリマリンを試してみました。
飲んでみた感想
実際に摂取したのは、サプリメントになじみ深い方にはお馴染み、安心のナウフーズのシリマリンです。

※「Milk Thistle=ミルクシスル」とシリマリンは同義ととらえて問題ありません。
こちらを飲酒前の30分前、あるいは1時間前に摂取してみるということを何度か試してみたのですが……
私個人としては、あまり効いている体感は得られなかったというのが、正直な感想です。
シリマリンを摂取したことによって、いつもより多く飲めるようになった感覚はありませんし、顔もふつうに赤くなりました(笑)。
写真の通り、シリマリン(Silymarin)が240mg含まれているので、既にけっこう多いのですが、これを2錠分飲んでみても、特に変わりませんでした。
口コミを見る限り、効果を実感している人はかなり多いようですから、体質の問題なのでしょう。

結論

というわけで、本稿をまとめると、以下の通りです。
- シリマリンは主に肝機能の強化や保護に効果的で、アルコールの摂取による肝臓への負担を軽減し、悪酔い防止や、二日酔い防止に効果があるとされている。
- 飲酒の30~60分前に摂取することで、悪酔い防止に効果を発揮する。飲酒後に飲めば二日酔い防止の効果も高まる。
- ただし、私自身は特段の効果は感じられず……。
皆さまのご参考になれば幸いです。

